壊れる家と壊れない家の違い

建築工房きらく 山田です。

今朝テレビで「住宅の耐震」について特集が組まれてました。
冒頭しか見れませんでしたが非常に大切なことを述べられていたので、簡単に紹介しながら「壊れる家と壊れない家の違い」を説明したいと思います。

まずは、現在日本にある住宅は以下の4つに分けられます。

1:旧耐震基準以前の住宅
2:旧耐震基準の住宅
3:新耐震基準の住宅 ← 今建てられている建物はほとんどココ
4:最新基準の住宅 ← 新耐震基準+建物のバランス+金物の明確な規定 など

熊本地震の際、3番の新耐震基準で建てられた建物でも崩壊した家とほぼ無傷の家があり、
その明暗を分けた要因が「直下率」ということ強調していました。
直下率というとなかなか聞きなれない言葉ですが要は建物の上下のバランスがとれているか?
ということです。地震に耐える柱や壁が1階と2階でまっすぐにつながっている建物は直下率が高く、
バランスも良い建物であり、逆に1階と2階でばらばらに柱や壁が配置されている家は直下率が低く、
バランスが悪い建物と言えます。
つまり同じ耐震基準を満たしていてもバランスの悪い建物は崩れるということです。
(もちろん他にも様々な要素はあるのですが…)

図:バランスは大事です!

・・・・・・これって怖くないですか??
建築基準法を満たしていても100%安心ではないんです。
地震に対して建物がどのような挙動を示すか?
どれだけの大きさの地震に耐えられる様に設計するか?
は全て設計者の判断に委ねれています。
建物のデザインばかりを優先して構造をおろそかにすることは危険です。
法律を満たしていても大きな吹き抜けや大きな窓をデザインだけを優先して配置すると、取り返しのつかないことになる可能性があるのです。
やはりお客様の要望に答えるように間取りをデザインすることは大切ですが、耐震性能が悪くなる場合はお客様に構造的に無理があることを納得していただき最終デザインの変更をしていくことが設計者や工務店、技術者には必要です。

と考えさせられる番組でした。

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